病気のはなし

頭痛の3つの種類と原因
病気のはなし · 2023/11/17
雨が降る前の気圧の変化が大きく、頭痛が起きてつらい 冬や雨による冷え込み、体の冷えにより頭が重い様な締め付けるような痛みがでやすくなる。 そんな症状でお困りではありませんか? 今回は、頭痛についてお伝えします。頭痛は、大きく分けて3つの分けることができます。 ①片頭痛 頭の右または左のどちらかにでる脈打つような痛み。何もできなくなるぐらい痛みが強い。 原因は、過労や長期のストレスが蓄積ている方が多いです。 ②緊張型頭痛 雨が降る前の気圧の変化による頭痛、冷えによる頭痛はこれに該当します。 冷えや気圧の変化で血管が収縮されて、締め付けられるような痛みが特徴です。 冷え性やデスクワークの方が多いです。 ③最近患者さんで多いのが群発頭痛 実は①片頭痛の進行形とも考えます。少し頭痛は日常的にするけど、頭痛薬や我慢して過ごす。どんどん蓄積していきます。夕方から痛みが強くなることから、自律神経失調症に該当します。つまり体の神経までもが疲労で正常に機能していないので注意が必要です。 この様に頭痛にも種類があり、頭痛の原因を根本から解決することが重要です。

コロナ後遺症について
病気のはなし · 2023/08/04
世界保健機構は、「コロナ後遺症」とは、コロナ感染後に2カ月以上持続し、またイラストの様な症状、または説明がつかないものと定義されています。 …… 長期にわたって症状が残る「コロナ後遺症」。これまでは原因がわからないとされていましたが、豊橋技術科学大学と岡山大学の研究チームが新たな研究結果を発表しています。 …… 後遺症の原因として挙げたのは、感染後、少量のウイルスが体内に残り続ける「持続感染」です。 …… 「からだの中でずっと感染が続いて、炎症物質が出続け、それが後遺症として現れ続ける」ということです。 …… つまり、普通ウイルスに感染すると、体の中で「自己免疫」でウイルスと戦い、やっつけて治すのですが・・・コロナ後遺症になる人は、それができない。 …… ※免疫力が弱く、ウイルスと戦えないので、症状が続く …… 病院には、免疫チカラを上げる薬はありません。コロナの薬が発売されていますが、あくまでもウイルスの増殖を「抑えるもの」であって「殺す薬」ではないんです。 …… つまりウイルスの病気は、自分の力で治すしかないわけです。 …… そこで食による養生、鍼灸が自分の力で治すお手伝いをします

東洋医学から紐解く五月病②
病気のはなし · 2023/05/11
『過剰なエネルギーが頭の方に詰まっている』 ストレスや疲れなどで氣巡りが悪くなってバランスをとることが難しくなり、というのが、東洋医学の考えです。 ◆当院を来院される方の多くは、不眠、胃の不快感、肩や背中の張り、のぼせ、下肢の冷えなどの症状があります。 ◆原因がわかれば、治すのはシンプルです。上に詰まっているのを、下に流れるように調整します。 ◆東洋医学では、上に症状がある時は、下にあるツボを使って対応していく方法があります。 そこで気の停滞に一番おすすめなのが、「太衝」です。 足の親指と人差し指の骨の間にあります。骨と骨の接合部から指3本ほどにあるくぼみが太衝です。 肝臓を通る経絡にあるツボなので、肝臓の疲れはもちろん、肉体疲労や精神的ストレス、眼精疲労にも効果的です。 簡単に押せるので、日頃から押してあげるようにしましょう。 ※このツボは強く刺激すると激しく痛みを感じる場合がありますので、軽く痛みを感じる程度でゆっくりと指圧しましょう。

東洋医学から紐解く五月病①
病気のはなし · 2023/05/11
GWも終わり、この時期に注意が必要なのが「5月病」 5月病の症状は、主に以下のような症状があります。 【体の症状】 ・疲れがとれない ・体が重くなんとなく体調が良くない ・良く眠れない、寝つきが悪い ・頭がズキズキと痛む、ずっしりとした重さを感じる ・めまいがする ・食欲がない、何を食べても美味しいと思えない 【心の症状】 ・やる気が出ない ・先のことを考えて、不安や焦り、心配を感じる ・イライラする ・気持ちが落ち着かず、なんだかソワソワする ◆なぜ5月病になるのか? 新年度である4月に入学やクラス替え、就職や転勤、異動などで環境がガラリと変わって氣を張ることが多く 急激な環境の変化によるストレスに加えて、ゴールデンウィークという大型連休で解かれた緊張感などが 日常生活に戻されてしまうことによってぶり返してしまい、精神的な負担が積もって不調をきたすとも言われています。 ◆東洋医学では、春は上昇するエネルギーが強いので、人の上に籠りやすくなり、上半身に症状がでやすくなります。 春の氣のエネルギーと新しい環境変化によるストレスが重なり、体が悲鳴をあげるのが5月病です。

熱はないけど、体が熱っぽく、頭痛や胃の不快感、体がだるくてしんどい
病気のはなし · 2023/03/11
『熱はないけど、体が熱っぽく、頭痛や胃の不快感、体がだるくてしんどい』… 3月になりこういうお悩みを聞くことが多くなっています。皆さんも同じ経験をされたことはあるのではないでしょうか?… よく聞いてみると、ほとんどが上半身に症状がでています。なぜ上半身を主に症状がでるのかというと、イラストの様に「上に熱が籠るから」というのが東洋医学の考え方です。… 主に2つの要因で、体の中の巡りが滞ることで腰から上に熱が籠もります。また、春に変わる季節の変わり目は、春の陽気とともに体の気や熱が特に上昇しやすくなります。 そのために、頭痛、肩こり、のぼせ、胃の不快感が起きているんです。… ここで暑さを感じているからと冷たいものを飲んだりすると・・・実際は体は冷えているので逆効果和でどんどん症状をこじらせていきます。 … 仕事の多忙、職場の変化によるストレス、子どもさんの受験が終わり気が緩んだ、お見知り保育のはじまりなど、この春は心と体に疲れが溜まりやすいです。… そういう時は、ゆっくり過ごすこと。そして、鍼灸で巡りをよくして改善することができます。気になる方は、お気軽にお問い合わせください

日本人は「頭痛」を我慢し過ぎている
病気のはなし · 2023/02/17
NHK「あしたが変わるトリセツショー」で「頭痛の取扱説明書」のテーマで放送されました。… 日本人は、頭痛で医療機関の受診率が極めて低い。確かにそうだなと。頭痛が出たら病院を受診せずに、先ずは鎮痛剤。… 痛みを一時的に抑えて耐える …これは日本人の休んではいけないという真面目な我慢する気質が影響してます。… 頭痛がない人からすれば、 「サボっている・精神的なもの・ただの頭痛じゃないの」と周囲の理解が低いのも背景にあります。 …また、月に10日以上鎮痛剤を服薬している人は完全に飲み過ぎで悪化させている・・・鍼灸師になる前サラリーマン時代の私がそうでした。 …鍼灸と出会ってからは、頭痛はでることが無くなり、当時は体のバランスが相当崩れていたことを実感。 …正しい知識は大事だなと改めて勉強になりました。… 贅沢を言えば、頭痛をどう抑えるのか、治すのかでしたが、東洋医学としては「なぜ、頭痛が発生したのか」と原因になる要因に深堀してくれると嬉しかったです。… 食べ過ぎ、睡眠不足、運動不足、目の酷使、過労、がんばり過ぎ……… 鍼灸で体を整えることで、頭痛が変わり、でにくい体質に改善しております。