院長のひとりごと

起立性調節障害は、体と心のズレから起きている
院長のひとりごと · 2023/07/13
こんにちは。 お灸の森のブログを読んでいただき、ありがとうございます。 … 鍼灸を通して親子が不安なく・不調なく『幸せにすること』…を理念に女性にも子どもにも優しい鍼灸で日々診療しております。… その中で、コロナが第5類に行こうしてから「起立性調節障害」についてご相談を受けることが増加傾向にあります。… コロナによる自粛は大人だけでなく、子ども達にも見えないかたちで大きな影響がでているけど・・・子どもたちはギリギリまで我慢して頑張っています。…起立性調節障害は、体の不調と心の疲れが重なりおきていると私は考えております。… 体調が崩れれば、思うことができないのでストレスが溜まって心も疲れていく。心が疲れると、気の巡りが滞り、体の巡りが停滞して不調が起きる。…シンプルに考えれば、難しいことではないですが、気がつかないで無理をしてる方が多いです。… 先日院長が主催する熊本の若手鍼灸師、鍼灸学生に対する実技研修で講義した資料のせております。起立性調節障害って?どうやったら治るのと困っていいる方に読んでいただき、1日でも早く不調から解放されると嬉しく思います。

たったひとつの鍼灸で全身が変わる
院長のひとりごと · 2023/06/16
鍼灸が効くわけ … 私達のからだは、ちょっとした心身の変化によって歪(ひずみ)ができ、その歪が原因なり不調を起こすというのが東洋医学の考えです。… 全身にはりめぐられている「経絡(けいらく)」という通り道は、歪により遮られると、流れが滞ることで不調が引き起こされます。 … この歪(ひずみ)の部分に、お灸や鍼を行うことで歪を解消し、全身にスムーズに流れるようになります。 … イメージがしにくい方は、道路と交通渋滞で考えるとわかりやすいと思います。 健康である時は、順調に流れます。疲れやストレスなどが加わると、道が狭くなったり塞がれたりと、流れが滞っていきます。 … 不調の原因を見極めて、ここだ!という反応点に鍼灸を行います。そうすることで、鍼灸が効くのです。

梅雨の時期は、多すぎる〇〇が、体の不調のもとに
院長のひとりごと · 2023/05/30
うだるような夏日から、一気にジメジメの蒸し暑い日に。今年は例年より早く梅雨入りをしました。 … 東洋医学では、「風・寒・暑・湿・燥・火」といって、自然界に存在する気象変化を『六気(ろっき)』と言います。 … その六気の異常・過剰な状態になった時に、人体にとって害になる【邪気】となり、体を襲うと考えます。 … 体の中に入り込むことで、様々な症状を発生します。 … 梅雨の時期は、「湿邪(しつじゃ)」 … 体の中の湿度が過剰になり、流れが停滞します。 … 《湿邪の特徴》… ① 沈重性がある(湿邪は重いので、湿邪におかされた部位が重い、重だるいなどの沈重感を伴う症状があらわれます) … 具体的にはからだや手足、頭が重だるい、痛みがあるなどです。 … ② 下を犯す(湿邪の沈重性は下降性ももち、下半身、下肢に流れ込みやすいのです) … たとえば膝が重い、脚が重い、下半身がむくむなどの症状をあらわします。 … ③ 定着する(湿邪は定着性が高いために、いったん体内に侵入するとなかなかとり除くことができません) … 症状が長引く、なかなか治りにくいという特徴があります。

あたたかい春でも、足の冷えには注意!
院長のひとりごと · 2023/04/17
ぽかぽか陽気というイメージの春ですが、低気圧と高気圧の入れ替わりが激しく、コロコロと天気が変わり、実は一年の中でも寒暖の差が激しい季節です。… 天候や気温の激しい変化は、自律神経系のバランスを乱しやすく、冷え症の原因になります。… 春は暖かいので気づきにくいのですが、上半身と下半身の温度差が大きくなり、冬よりも冷えを感じやすいのです。… 今、足元やつま先などの末端を触ってみてください。ヒヤリとしていたら「冷え」の予備軍かもしれません。… 春の冷え対策をしっかりすることは、季節の変わり目の体調不良や、真夏の夏バテを防ぐのにも効果的です。… そこで、春の冷え症対策を紹介いたします。… 鍼灸で整えるのがお勧めですが、今すぐできるのは、【ストレスを溜めないこと】… ストレスを溜めると自律神経系のバランスが乱れがちになり、体の不調や血行不良に繋がる恐れがあります。血行不良になると冷えが進んでしまうので、「ストレスを感じているな」と気づいたら、大きく深呼吸を。… また、眠る直前にスマホやテレビを見ると、質の良い睡眠が取れなくなります。寝る前は暗めの照明でゆったりとした時間を過ごしましょう

自分の心に張りがあるから人にも優しくできる
院長のひとりごと · 2023/03/02
皆さん、最近笑っていますか?笑顔になれていますか?ご夫婦で険しい顔になっていませんか?…… 心と体が健やかであることで、人にも優しく穏やかに過ごせるようになると私は考えています。…… 本当は怒りたくないけど、つい一方的に注意をしてしまう、最近イライラしやすい・・・そんな自分に嫌になってしまう…… それは体の不調が原因かもしれません。…… がんばり過ぎている、体が悲鳴をあげているけど、気持ちが焦ったり、自分の気持ちを出せず我慢していることで心が疲れて体の巡りも停滞してしまいます。…… 鍼灸は、心と体は密接につながっていると考えて施術をしていきます。…… 体が楽になると、心に張りがでてゆとりがでるようになります。…… 画像のうちの息子ちゃん、めいっぱい遊んでそれを見て私達夫婦も柔和な笑顔に☆…… 『柔和な笑顔は柔和な家庭から生まれる』…… 家族と子どもからもらう優しさで院長の心の張りが保たれて、お灸の森をご利用いただく皆さんに優しさを届けることができていると思っています。…… お灸の森にきて良かった、鍼灸を受けて良かったと感じて頂けるよう、日々柔和な笑顔でお待ちしてます

春は、夜ふかしすることなく早く床に入り、朝は早く起床し・・・
院長のひとりごと · 2023/02/08
人は自然と密接な関係があり、体内の陰陽は常に自然界の影響を受けて変化しています。 … 東洋医学では、これを「天人相応(てんじんそうおう)」 … 自然の陰陽リズムに順応した生活とは、陰の時間には陰の行動、陽の時間には陽の行動をとるということです。冬は陰、春は陽。 … 一日の時間帯において最も陰が深まるのは午前零時頃ですので、そのあたりの時間帯には横になって眠っていることが大切です。 … 貝原益軒の『養生訓』では、夜ふかしの害について次のように述べられています。 … 院長は、普段は朝活で活動をしていますが冬はできるだけゆっくり起きるように心がけています。 … 大寒が終わり立春に入ったので、今週から朝活を再開しております。 … 実際に早く活動して冬の期間は体の気が動きにくかったが、最近は起きてスムーズに流れるのを感じています。 … 陰の季節である冬は陽気を保ち損なわないことが養生のポイントとなります。 … そのために自然な休息である睡眠は冬にとくに重要です。早く寝て、朝は日がさしてから起きることで冬の心身の消耗を減らし精気を蓄え、陽の季節である春の活動に備えることができるのです。 …

触れることの重要性
院長のひとりごと · 2023/01/16
お灸の森では、触れるということにかなり意識して施術しております。 … 鍼灸師の触診って触ることで、体の状態を読み取り、鍼やお灸をする場所を特定していきます。 … 皮膚の上に現れる硬さや柔らかさ、熱感や冷感、発汗、ざらつき、凹み、膨隆、圧痛など… … 本当に微細な「反応」を指先で探し当てないとダメなのです。 … また触診を患者さん側に立って考えてみた場合、手が温かくて、柔らかく、適切に触れてくれて、安心感を与えてくれるような触診って、それだけで心地よくリラックスできませんか。 … 冷たい手で雑な感じに触られたり、痛がっているのにぐいぐい押されたりしたら、それだけで治療は苦痛で不快なものになってしまいます。 … こうして触れられることの重症性に気がつけたのも「小児はり」をしているからです。 … 子どもは素直で、嫌な触れ方をすると嫌がる、泣く、落ち着きません。 けど、気持ちがいい触れ方には大人しくなります。 … 適切に触れれることができると、体が必要としている正確な情報がわかるので強い刺激や長い施術は不要になってきます。 … それぐらい鍼灸師にとって触診は大切なものだと考えています。

東洋医学が得意としていること
院長のひとりごと · 2023/01/11
こんにちは。 ブログをご覧いただきありがとうございます。改行の方法がわからず読みにくくなっていますが、お付き合いください(/ω\) … 今の医療は大きく分けて、【西洋医学】【東洋医学】の2つに分けることができます。 … 西洋医学は、原因診断や検査等で原因がはっきりしている病に対して非常に有効です。患者の中にある病原自体をみつけて薬などで叩きます。 … 一方東洋医学は、原因ではなく患者の身体全体のバランスをみます。患者自身の体質を改善して治癒力・防御力をアップさせるのです。 … 検査では異常がないのに調子が悪い・・・。身体がだるい。肩がこる。腰が痛い。冷え性。めまいetc … 例えば、腰痛患者の85%は原因すら特定できない「非特異性の腰痛」です。 … 東洋医学は、「原因不明の不調」を治すのが得意なんです。 … 更に、体を整えることで妊娠しやすい体質に改善できる「妊活」も得意です。 … お灸の森は、東洋医学に特化した伝統であり、最新医療でもある鍼灸にしっかり焦点をおいて施術しております。 身体の違和感を感じたり、病院にいくつも通うけど治らない方は、ご相談お待ちしております。

2023年のはじまりと「伝わる」の実践
院長のひとりごと · 2023/01/07
2023年もはじまり、今年1年の目標を決められたでしょうか? 目標といっても上位・中位・下位とピラミッドの形にすると目標を達成しやすいと心理学では言われています(究極的関心)。 例えば下位は、朝6時に起きて本を読むなど日々の目標を達成することで最終的には上位ための手段になります。 院長 森の最上位の目標は、鍼灸師という道を志すきっかけになった「妊産婦の方が不安や不調にならず安心して出産できること」です。 その為に2023年もたくさんのことを学び挑戦することを目標に活動していきます。 その中で今年は「伝わる」ことを意識していきます。 伝えるではなく「伝わる」。 伝えたつもりの自己満足ではなく、こうしてこの文章を読んでいただいている方、お灸の森に関わる方にしっかり伝わることを実践していきます。 鍼灸は昔も今も最強の、健康維持の「技」です。 それが皆さんに伝わることで、健康になり、体が楽になると気持ちも楽になります。心身共に楽になると家族も幸せになります。 そのはじまりとして、2023年はブログから日本が誇るの鍼灸という伝統文化を現代の方々にそして次世代に紡ぎます。