小児はりってナニ?

『小児鍼』は江戸時代から関西を中心に行われてきた治療法で、現在でも小児の不定愁訴や病気の治療に広く用いられています。

 

小児はりの特徴は、施術時間が短いこと・皮膚を優しく撫でる程度の刺激である事です。

また、はりと言っても羽毛で撫でられる様な大変心地良い刺激ですから、小さなお子様でも安心して受ける事が出来る治療です。主に、乳児から学童児(0歳~12歳くらい)までが対象となります。

 

大切なお子様の健康管理は、薬だけに頼らず、安心・安全の小児はりを加えて頂けたら嬉しいです。


コロナによる子ども達への影響

コロナ禍で長期休校からはじまり、自律神経の乱れによる食欲不振、不登校などストレスにより病院を受診される子どもが増えています。

 

子ども達がマスクを着用により、身体、行動、情緒に制限されていることで、子ども達への体と心への負担が大きくなっています。特に神経系疾患である「チック症・吃音症・自律神経失調症・夜尿症」の子ども達が近年増加傾向にあり子ども達への注意が必要です。病院に行っても原因がわからず、当院へのご相談が増加しております。

どんな症状に効くの?

代表的な症状は、『小児疳の虫』と言われる症状です。

 

疳の虫は、夜泣き・不機嫌・癇癪(カンシャク)・噛みつく・物を投げるなどの異常行動、いわゆる小児神経症のこと。

これらの症状は病気とまでは行かないものの、半健康状態と言えます。

 

睡眠不足が続くと、お母さんやお父さんも大変ですし、本人が病気になってしまうかも知れません。

小児はりの心地良い刺激は、こどもが精神的にとても安定します。自律神経の働きを整えて、健康的な生活をサポートしてくれます。また、鼻炎や喘息、便秘や下痢、夜尿症やチック、アトピー性皮膚炎などの症状にも有効です。

 

個人差はございますが、夜泣きで1年間悩んでいたお子様が3回の小児はりで改善したという例もございます。

 

□夜泣き・かんしゃく・よく泣く・すぐ怒る・きょうだい喧嘩など日常生活でのお悩み。

□低身長・低体重・仮性近視・弱視・足が痛い・腰が痛い・肩が痛いなど身体にまつわるお悩み。

□アレルギー(鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎、食物)・便秘・おねしょ(夜尿症)・チック症・吃音症・食欲不振・過食・肥満体型・起立性調節障害など健康にまつわるお悩み。

□落ち着きがない・座っていられない・暴言を吐く・暴力を振るう・こだわりが強い・神経質など発達(グレーゾーン、凸凹、ゆっくりさん)にまつわるお悩み。

□お薬をできるだけ使いたくない、ステロイド生活をやめたいなど、自然に添った子育てを目指している方に。

 

そのほかにも、頭が痛い・朝起きれない・なかなか寝付けない・ドキドキすることが多いなど、病院に行っても原因がわからない事や解決しない事についても、東洋医学の観点から原因の追求と改善に導くことができます。

どんな治療をするの?

小児の皮膚は大人と比べると大変敏感で、微弱であっても多種の触覚刺激に反応します。

特殊な『はり』で皮膚の上を優しくなでる心地良い刺激で、血流を改善させ、免疫系の正常な機能を取り戻します。

同時に、心地良い施術で過労やストレスを減少させ、自律神経の働きを安定させる事ができます。

 

実際に小児はりの施術例の動画をみられると、刺さない、痛くない、優しく擦る『はり』が伝わりやすいと思います。

気持ちがいい刺激は、赤ちゃんが大人しくなります

薬を使わない 使いたくないお母さんへ

この写真は、私の息子が1歳の時に「アレルギー性薬疹」になった時です。

小児科で処方された薬・・・体質に合わなかったことで、すぐに全身に発疹、目や顔がみるみる腫れて、ぐったり

安全性は高くなっていますが、幼児など体が成長している時期に薬による影響は大きいことを実感した苦い経験です。

 

それからは、薬をほとんど使うことなく、小児はりで体を整え、現在は元気なしっかりした体に成長しています。

 

肌が弱い子、アレルギーがあるお子さんにはぜひ小児はりによる子育てをオススメさせていただきます。